月経の始まった日から次の月経の始まる日の前の日までを、月経周期と言い、この月経周期が24日より短かく、同じ月に何度か月経がくる場合を頻発（ひんぱつ）月経と言います。この月経異常は、思春期の時期の女性に多くみられます。

　頻発（ひんぱつ）月経は、排卵を伴っていない無排卵性頻発月経と排卵を伴う排卵性頻発月経にわけることができます。いずれの場合も、あまり頻繁に月経が起こると貧血になるおそれがあります。また、不妊の原因にもなるので、基礎体温を測って婦人科を受診しましょう。

無排卵性頻発（ひんぱつ）月経

　まだ月経のシステムが安定してない思春期や更年期によくみられます。その他、ストレスや不規則な生活などでホルモンの分泌異常をきたしている場合があります。

排卵性頻発（ひんぱつ）月経

　卵胞期が短いか黄体期が短く、ホルモンの乱れによって起こります。

※頻発（ひんぱつ）月経では、生理の回数が多くなる分出血も多くなるため、貧血を伴う場合がありますので、鉄分を補うように心がけましょう