頻発(ひんぱつ)月経は排卵があって起こるものと無排卵のものがありますので、まず排卵が定期的にあるかを知るため基礎体温をつけます。基礎体温を測定して排卵の有無を確認します。
排卵は正常にあるので、ほとんどの場合、治療の必要はありませんが、貧血状態になっている場合には、エストロゲンとプロゲステロンの合剤によって周期のコントロールを行うこともあります。
まだ、黄体や卵胞の働きを調べます。黄体や卵胞の機能低下に対してはホルモン療法が行われます。
排卵がない場合は、排卵誘発剤で人工的に排卵を起こし、正常な月経周期に戻すようにします。貧血症状がある場合はピルで月経周期を調節します。
まだ、生理だと思っていた出血でも、子宮がんや筋腫、子宮内膜症などによる不正出血の可能性もありますので、絶対に放置せずに診察を受けましょう。
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坤順丸30g(同仁堂)は気血不足(元気不足をさすと血による濡養が不足すること)や肝欝陰虚(肝気欝結(疏泄が欝滞し、気滞の症状が現れること)、陰虚(冷やす力が不足しほてりやすくなった状態))による月経不順、生理痛、月経量が少い、手足が発熱などに用いられます。
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同仁烏鶏白鳳口服液(同仁堂)は婦人の体弱、血虚、月経不順、生理の時に腹痛などに用いられます。
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阿帰養血顆粒(同仁堂)は気血両虚(気と血が虚損し、生命活動の物質的基礎が不足し臓腑機能が衰退すること)、顔色萎黄、めまい、体がだるい、月経不順などによく用いられます。
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調経丸(同仁堂)は血於(脈管内で血液運行が凝滞すること)、気滞(臓腑・経絡の気が阻滞されて、生理機能の円滑な活動が阻害され、特有の症状がみられること)、月経不順、生理の時に腹痛などに用いられます。