胃腸虚弱タイプ冷え性
冷え性は、身体の他の部分が暖まり、冷たくないのに対して、手や足の先などがいっこうに暖まらず冷えているような感じが続く事です。
冷え性はいくつかのタイプがあります。こごでは胃腸虚弱タイプ冷え性について説明します。
脾胃は食べ物から栄養を吸収し、体内の気や血を生み出す大切な臓器です。脾胃が元気なら、身体を温める陽気や血も十分に作られます。
しかし、冷房や冷たいものの摂りすぎ、食事の不摂生などで脾胃に負担をかけると脾胃の働きが低下します。その結果、体内の陽気や血が十分に作られなくなり、冷えが起きてしまいます。
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安坤贊育丸(同仁堂)は気血両虚(気と血が虚損し、生命活動の物質的基礎が不足し臓腑機能が衰退すること)、肝腎陰虚(肝と腎が陰液が不足で虧損ということ)による月経不順、崩漏、帯下、産後虚弱、月経痛、下痢、身体虚弱、足や腰がだるく、などによく用いられます。
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同仁烏鶏白鳳丸(同仁堂)は女性の生理不順、月経不調、生理痛、虚弱、倦怠、足腰がだるくなどに使われることが多く、その効果は絶大です。また、おりもの異常、産後回復、体質改善にも効果があります。
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益母丸(同仁堂)は気虚血寒(気が虚損し、寒が血分にあることをいうこと)による月経不順、帯下、月経痛、身体虚弱、足や腰がだるく、めまい、耳鳴りなどによく用いられます。
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荷葉丸(同仁堂)は喀血、尿血、おりものに血液が混じっているなどの症状に用いられます。
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加味逍遙丸(同仁堂)は自律神経、内分泌などの機能失調により現れた諸症状、とくに婦人の精神神経症状を伴うものに用いられることが多いであります。
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阿帰養血顆粒(同仁堂)は気血両虚(気と血が虚損し、生命活動の物質的基礎が不足し臓腑機能が衰退すること)、顔色萎黄、めまい、体がだるい、月経不順などによく用いられます。