婦人病とは、女性特有の体に起こる病気の事を指した名称です。婦人病といえば中年女性のイメージですが、最近では生活の変化から若い女性でも婦人病の症状に悩まされる事が多くなってきました。
婦人病は月経の痛み、生理不順、月経がこない、月経の回数、日数が異常に長かったり短かったりする生理に対すること、子宮内膜症、子宮筋腫、子宮がんのような子宮内で起こる病気などです。さらに広く見ますと、膀胱炎、更年期障害、骨粗しょう症、不妊症なども婦人病として考えられます。これらの症状として、肩こり、動悸息切れ、耳鳴り、頭痛とめまい、神経痛、イライラするなどの不快な体調不良があらわれるケースも少なくありません。
婦人病は単なる生理不順だと思っていたら、大きな子宮筋腫ができていたというケースもありますし、実際にそれが不妊に繋がっていたという事実もあります。自分で我慢してしまう事が多いのではないかと考えますけれど、あまりにひどい場合はすぐ婦人科を受診されることをおすすめします。
婦人病の原因は、女性で悩む事の多い下半身を中心とした冷え性、ストレスなどによる自律神経失調症、骨盤のゆがみによる女性ホルモンのバランスが崩れる事にあると考えられています。男性であれば軽視しがちになる生理痛なども、病気ではないと言われていますが実際痛みの原因を探ると重大な病気が隠されていることもあります。
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嗣育保胎丸(同仁堂)は妊娠中の方は気血不足(元気不足をさすと血による濡養が不足すること)による吐き気、腰がだるい、腹痛、足膝むくみ、胎動不安などの症状を起こるときに用いられます。
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静心助眠口服液は炒棗、地黄、白芍を主要成分として作られた保健食品です。功能試験を経て「睡眠改善」「骨密度増加」の効果がある事が証明されています。
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坤宝丸(同仁堂)は肝腎陰虚(肝と腎が陰液が不足で虧損ということ)や更年期による潮熱、汗が多い、失眠、健忘症、いらいらする、怒りっぽい、眩暈、耳鳴り、咽乾、口渇、四肢無力、関節疼痛、ストレスなどに用いられます。
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女金丸(同仁堂)は営血不足(広く血が不足していること)とか、気滞(臓腑・経絡の気が阻滞されて、生理機能の円滑な活動が阻害され、特有の症状がみられること)とか、瘀血(血液の運行が円滑を欠き一定部位に滞留すること)による経血不調、腹痛、生理痛、足腰がだるくなどによく用いられます。
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乳核内消液(同仁堂)は肝気欝結(疏泄が欝滞し、気滞の症状が現れること)、気滞(臓腑・経絡の気が阻滞されて、生理機能の円滑な活動が阻害され、特有の症状がみられること)、血於(脈管内で血液運行が凝滞すること)、乳腺増殖、乳房の脹れ痛みなどによく用いられます。
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更年寧(同仁堂)は絶経(月経が止まること)の前後による動悸、息切れ、眩暈、不眠、いらいらする、潮熱、汗が多い、胸と乳房が脹れ痛み、月経不調などに用いられます。