女性のからだは、男性と違ってホルモンの影響が大きく、そのために起きる特有の病気がいろいろあります。なかでも子宮筋腫と子宮内膜症は、20〜40代からかかる人が増える病気です。そのほか、「子宮内膜炎」「子宮内膜増殖症」また初期の流産などによって、過多月経が起きるケースも見られます。
まだ、子宮に何らかの原因疾患があるために通常の月経量よりも多くなっているものを月経過多といいます。月経過多が続くと貧血を起こしやすくなります。又、貧血に伴って、めまいや立ちくらみ、動悸や息切れなどの症状を同時に引き起こすこともあるので、体調管理には注意が必要です。
子宮内膜症や子宮筋腫は、放置しておくと不妊の原因になることもある病気です。早めに婦人科を受診して、適切な治療を受けるようにしましょう。
※20〜30代に多いのは「子宮内膜症」で、30〜40代になると「子宮筋腫」が多くなります。
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九気拈痛丸(同仁堂)は気滞(臓腑・経絡の気が阻滞されて、生理機能の円滑な活動が阻害され、特有の症状がみられること)や血於(脈管内で血液運行が凝滞すること)による胸脅の脹れ痛み、生理痛などに用いられます。
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坤順丸30g(同仁堂)は気血不足(元気不足をさすと血による濡養が不足すること)や肝欝陰虚(肝気欝結(疏泄が欝滞し、気滞の症状が現れること)、陰虚(冷やす力が不足しほてりやすくなった状態))による月経不順、生理痛、月経量が少い、手足が発熱などに用いられます。
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更年寧(同仁堂)は絶経(月経が止まること)の前後による動悸、息切れ、眩暈、不眠、いらいらする、潮熱、汗が多い、胸と乳房が脹れ痛み、月経不調などに用いられます。
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坤順丸(大蜜丸)(同仁堂)は月経不順の非処方漢方薬です。気血不足(元気不足をさすと血による濡養が不足すること)や肝欝陰虚(肝気欝結(疏泄が欝滞し、気滞の症状が現れること)、陰虚(冷やす力が不足しほてりやすくなった状態))による月経不順、生理痛、月経量が少い、手足が発熱などに用いられます。
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調経丸(同仁堂)は血於(脈管内で血液運行が凝滞すること)、気滞(臓腑・経絡の気が阻滞されて、生理機能の円滑な活動が阻害され、特有の症状がみられること)、月経不順、生理の時に腹痛などに用いられます。
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千金止帯丸(同仁堂)は脾腎陰虚(脾と腎の陰液不足をいうこと)などによる帯下の異常、月経不調、月経量が過多、足腰がだるくなどに用いられます。