カツアバ(カツアーバ)について

　カツアバ(カツアーバ)はブラジルの北部に生育する自生している、高さは２〜４mの生命力の強い潅木です。 アルカロイド、タンニン、アロマ系オイル類、脂肪性レジン類、フィトステロール、シクロリグナン、セキテルペン、フラボノイド、ステロール、ヨヒンビナアルカロイド（催淫性のある成分）が含んであります。
　ブラジルのハーブ医療では、カツアバは神経系統の刺激剤として機能し、特に男性のインポテンツの治療に用いる場合にその効果を発揮するとされていて、副作用の心配なく利用できる素直な媚薬であると考えられています。
　ヨーロッパのハーブ医療でも、カツアバは疲労回復に効果があるとされています。もっとも、カツアバは、媚薬効果を持つ脳神経刺激剤と考えられていて、カツアバの樹皮を煎じたお茶として用い、性能力衰弱、インポテンツ、神経衰弱、に効果があると考えられています。
　米国のハーバリストの間でも、カツアバの効能には定評があり、イギリスの薬草研究家であるマイケル.バン.ストラッテン氏によると、カツアバは媚薬作用を持ち、男性だけでなく、女性にも効果があり、更に、長期間の使用でも副作用の事例がないと報告しています。
　臨床面では、一九九二年にマウスを用いた動物実験で、抗細菌作用（大腸菌・溶連菌など）を有することが報告されているようです。また、一部の成分に抗ＨＩＶ（エイズウイルス）活性を有することが報告されています。